伴田良輔作品展「EROGENE」

みうらじろうギャラリーで行われた伴田良輔さんの作品展を見に行きました。

帰りの車内で思ったことをすぐ書き留めたんだけど

なんだかそれだけでもう長いし

鮮度のある言葉かもなーと思ったので

ブログにするための追記とかはせずに載せますー。

凄く心踊る展示だったよ。








前に同じことを言っていた気もするけど、一点だけあった版画の作品がとても気に入った(気になった)。

輪郭がぼんやりしてるけれども、黒の部分はくっきりしていて、立体的にも見えたし溶けているようにも見えた。

構図も好きなのだと思う。

元となった写真の写真集(全く同じ構図の写真ではなかったけど)を見て

女性を拘束する黒はただのテープで、平たい壁に貼り付けられているのだと知り

ますます、手で触られて完成したその版画が好きになった。

(写真と全く違う印象なのはそのせいなんだって思った。私は触られたものが好きらしい

夢の中だったり意識が朦朧としてる最中だったり、そんな感じなのです。

モデルさんが写真に入り込んでるのもよかったのだろうな、その感覚に巻き込まれるというか、頭の中がとろっとする。

倒錯してる時みたいに。



新しい技法の作品

部屋の壁四面のうち半分くらいをしめていたそれは

ぱっと見の感想が、操作を誤った時にカメラに表示されたアレみたいだ、というもの。

(アレとは、デジタルカメラの画面で撮影した写真を確認していた時にわからないボタンを押してしまって画像に出た赤や緑、青の点滅のことなのだけど、恐らく選択した部分と同じ光加減だったり色だったりの部分が表示される機能なのね。いまだに説明書を読んでないから意味や操作をわかってないのだけど)

なななのさんやモイラさんがモデルをされていて、

伴田さんの説明を聴いたりギャラリーのブログのコピーを見たりしてるうちに

なるほど、確かにデジタルな版画みたい

とも思ったし、2.5次元なのはモデルさんの存在感のせいにも思った。

(でも伴田さんは誰しもこうなれると仰って、私にはそれがすぐイメージできなかった。やっぱり視界に入っただけで画みたいになる人はいるから。普通の人はそうなれない気がする。そんな気がしてるからイメージができなかったんだけど。。

ジグザグな色と写真との境は
(始めは写真に色を塗ったのか、色紙みたいなのを切り貼りしてるのかと思ってた)

ジグザグなのに規則的に見えて、全身麻酔をした時に見た幻に似ていると感じた。

この作品は色のあるところとないところ、半々な具合だけれども

白黒の画に単一の色がのってる画が好きであることに気付いた。

(子どもの時の図画工作なんかで自分が作ったものはそういうのが多かったようにも思うし、アイアムアヒーローという漫画の一部だけ色のついたページが好きだったりとか、どうやら随分昔から持っていた嗜好のよう。)



ポラロイド写真はやはり独特だと感じたし
(もうフィルムが販売されてないというのがとても惜しい)

元のプリント写真と写真集とかの写真は全然違うと思ったし

紙質の違いで作品の印象が異なって不思議なことも

今回は一点だけだった膝の裏の写真作品のくぼみかわいい(変な言葉…)も

とにかく頭にたくさん湧く展示でした。

見に行けてよかった。


伴田さんが話してくださることも毎回とても面白いし、興味がわく。

今制作されているという絵もとても楽しみ。
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みたままつり (見世物小屋2013)


靖国神社で行われたみたままつりに行ってきたよー。

実は、靖国神社への参拝も初めて。

ヒトケタの時に買って貰った黄色い浴衣を着て
(多少大きめを購入していたものの、まだ切られるとは・・・成長のなさにorz)

九段下で下車。

駅も人で溢れていて

ううー、これは現地にいったら更にまずいぞーと思いながら

浴衣集団の波に乗る。

(駅の出入口は混乱を避けるため一つに絞られてて、エスカレーターも使用停止中。。)

お祭りだし人がたくさんいることは予測してたけど

あまりの混雑に泣きそう
(こういう時小さい人は周りが気づかないので踏まれたり押されたり大変なのですよ

出店を見たりしよう!オトナだから!自分で好きに食べていいんだ!

なんて意気込んでたけど、立ち止まる勇気もない

結局やまでぃんさんが教えてくれた見世物小屋に直行しました。



今年はゴキブリコンビナートのみなさんがショーをしていたよ。

ええと・・・「縄文人!」と呼ばれている、頬に串が貫通したおにいさん
(なぜ縄文人なのかはさっぱりわからない)

(串にロープつけて台車をひいていた、頬に始めから刺さって登場していたから驚愕ではなかったかな。司会者に鞭打たれてるのが面白かった。)

口に蝋?を垂らして火をふいてみせたおねえさん

(これが一番インパクトあった、たまたま演者さんの配置の目の前で見ていたので頭の上に炎がきてとても熱かった。)

全身病気だという筋肉むきむきのイイカラダしたおにいさん(三角筋の隆起がよかった)

(なにしてたっけ・・・確か鼻と口に紐通して人間クレーン車みたいなこと言ってその紐でバケツ持ち上げてた気がする。(全身病気だって司会者が病名を紹介してて、『私のほうが上回る・・・!』とか余計なことを考えてたからよく覚えていない。もしかすると他の人がした芸と記憶が混ざってるかも。)髪の毛がまばらにしかはやしていなかったから、その風貌を見て「髪を毟る芸かも!」と期待しちゃったんだよね。全身病気なんて謳うから抜毛症かと思って。)

蛇の皮?を体にくっつけて蛇女と出てきたおねえさん(目鼻立ちがくっきりしててべっぴんさんに見えた)

(芋虫みたいなものを食べていた気がする。多分虫食いの芸なんだけど最近虫を食べる友人知人が増えたせいであまり驚かなかった。前にみたゴキブリを食べてる人は衝撃だったけど、芋虫?なら平気みたい。)

こんなラインナップでした(記憶が曖昧)

ショー自体は初めて見る芸がなかったので普通に面白がって過ごせて
(心臓に悪くない、どきどきせずに見られたという意味。精神的なショックを受けずに楽しめたよ。)

(隣のおにいちゃんがサクラじゃないかというくらい騒いで驚いて叫んでいて、いいお客さんだーと思った。)

他のお客さんの反応見たりもできたし

よかったです。

(事前に何年か前のだれかが書いたブログレポートを読んでいて入場料600円だと思っていたのですが、変わってました。おとな700円でした。)

なんかね、改めて

誰もやっていないことをやる、誰にもできないことをやる

というのは難しいんだなって思いました。

(これができるのはこの世で私一人!って堂々と言えるものを持てたら・・・いいなあ・・・)



そんなこんなで見世物小屋をあとにし

参拝に向かいました。

道の両側にある灯篭の光がまばゆいこと。。

人が居過ぎてわからなくなってるところもありましたが

この場所は私に合う場所だと思いました。

お参りをしたあと、多くのかたが書かれた英霊への感謝や平和を願った言葉をひとつひとつ読み

心穏やかになってから、帰路につきました。

(出店とかはもうなんだかどうでもよくなったので、真っ直ぐ駅に向かいました。子どもの頃にそういうことしてないと、お祭りで自由に食べたり遊ぶことに慣れないのですねー、なぜか罪悪感すら感じたり(トラウマ))




黄色い浴衣の人は一人も遭遇しなかったよ。。やはり子どもの時に買ったものは子どもっぽすぎるかなー。

たぶんこれからも着るけど!

村田兼一「眠り姫~Another Tale of Princess」出版記念展




神保町画廊で行われた、村田兼一さんの出版記念展に行きました。

村田さんがツイッターで通販のお知らせをされた時から本が欲しいと思っていたので

ギャラリーで購入してきましたー。




今回の展示はいつも拝見する写真に着色したものだけでなくディジタルのカラー写真もあって

それがなんだか新鮮でした。

いつもの着色写真の淡くて儚げな雰囲気、とても好きなのですが

カラー写真はカラー写真で素敵でした。

ただね、なんていうかね、直視するのがはばかられる、というか・・・

被写体のかたもその背景も全て(こちらを向いてなくても)

どきりとするのです、その写真の枠の中。

いつもの着色写真は、その色味がフィルターになってくれているというか

淡くて儚げなのが好きというのもあるけど、そうあることで現実味がなくなるというか

まどろみの中で見たような心地なのです。

だから女の子がいても日常に見ない景色でも

ああーとぼんやり、落ち着いていられる。普通に見られる。

(内心どきどきしたりときめいたりはあります、でもそれは裏側での出来事)

でもカラー写真はそういう幻想っぽさがなくなるので

慌てるのですよね(ヘタレなもので

悪いことしてるわけではないのに手汗、みたいな。




購入した「眠り姫~Another Tale of Princess」

凄く良かったですよー。

ただやはりオリジナルと全く同じ色とかではないわけで。

その違いも興味深かったです。

(最近、オリジナルと印刷されたものとの変化がともて興味のあることなのです、印刷会社によって違ったりとか紙質で違ったりとかも)

写真によっては修正されているのですが

気にならない(と言ったら語弊がある

なぜかなー隠れててもそこにあるように見えるというか

ものの一部が消えてたり見えなくても頭のなかでそこが勝手に補われてしまう機能というか
(私の場合は人より視野欠損があるので、それのせいで補い機能がちょっと過剰にあるというか)

それのせいかなーなんて思ったり。





どきどきしたくせに、また機会があったら村田さんのカラー写真も見たいと思うのでした。