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モイラ嬢のための9つの変奏曲

神保町画廊さんで行われている、モイラさんがモデルをされている展示を見てきました。



(写真はいただいたDM)


モイラさんが色んな作家さんのモデルをされて、その作品が一つの場所にあるという展示だったのですが

とても見応えがありました。

先日、神保町画廊さんでフォトテクニックデジタル2013年12月号の“「7人の七菜乃」”というページを見させていただいて(七菜乃さんが色んな作家さんのモデルをしている写真)

一人のモデルさんを色んな作家さんが作品にする面白さを感じていたのですが

今回のモイラさんモデルの作品たちは、雑誌で見た七菜乃さんモデルの作品たちよりも作家さんごとの違いを強く感じました。
(作品を生で見たせいかも知れません。2月に同じ神保町画廊さんで『7人の七菜乃展』をされるそうなので、そこで生で拝見できたら七菜乃さんモデルの作品たちに対しても違いを強く感じるかも、と思っています。)


作家さんごとの感想をメモ。


武井裕之さん、オオタアリサさん
武井さんの写真にオオタさんが絵を描かれた作品。武井さんの写真は透き通るようで、そこに重ねて一色で描かれたモイラさんがとても印象的。絵のモイラさんはなんだか挑発的で(可愛らしく。小悪魔的な雰囲気の挑発的という意味)その向こう側にクリアな三次元のモイラさんが居て、意図してない女の子の悪戯な雰囲気(思春期に好きな女の子に振り回されて「ああもうしょうがねえ」と思うあれみたいなやつ)を感じた。だから武井さんのモイラさんとオオタさんのモイラさんは対にいる、でも一体となっている。写真のモイラさんがテニスウェアで絵のモイラさんが開脚している作品が好きだと思った。

中島圭一郎さん
最近発売されたウインクキラーの印象がもともと強くあった。作品はその印象と同じようなものを感じたのと、全くそうでないのとあった。写真は白い、という印象。撮影された写真にトレーシングペーパーみたいなものでフィルターをかけたような、霧をかけて見たような、そんな色みで、そのせいかシンプルで情報が少なく見やすいと思った。(こちらはウインクキラーで知った中島さんの作品に対してもともと持っていた印象に近い。)そう思っていた作家さんだったので、性的なものを感じる作品があって、今まで思っていた印象と違う、となった。とくにモイラさんが女性と写った作品。二人だけの空気、空間のなかをひっそり切り取ったみたい。

フクダタカヤスさん
上記のお三方が入って左側の壁に並んでいて、フクダさんの作品は右側にあって、その色の強さがちかちがした。(お三方は透明であったり白であったりの印象で、フクダさんの作品は濃くダイレクトにそこに色があったから。)和装のモイラさんの肌の見えているところが背景や着物と違ってそこだけきめ細やかで優しい感じで、その他のところ、背景や着物、真っ黒な髪は色強くぴんとした印象を受けた。写真全体がつやつやした作品だと思った。作品の大きさもあってか、入ってすぐ目に入る作品として強烈だった。

伴田良輔さん
以前に伴田さんの展示で拝見した手法の写真やお尻の写真たち。展示されてる場所が伴田さん空間になってるなーと思った。新しい手法の作品はモイラさんが2.5次元みたいで(もちろんどの作品もモイラさんがその場に居るわけではないのだけれども、この作品はブラウン管の画面を見ているような感じ)やはりこういうキャラクターみたいなモデルさんがとてもマッチする手法だと感じた。お顔の写真とお尻(下半身)が並んだ写真が今回の伴田さんの作品の並びで一番印象にある。というか気になった。一枚の中に全身があるのではなく、顔と下半身がある、それがよかった。

渡邊安治さん
モノクロの写真がブロックのように並んだ空間(全て違う構図)。ぱっと見て、恋人の撮った懐かしい写真、フイルムが出てきた、みたいなことを思った。昔の時間を切り取って並べたような、モイラさんの表情からなのか親しい人とのノスタルジーを感じた。でも写真自体の構図はエロティックなもので、なぜ先にノスタルジーを感じたのだろうと思う。作品を前に少し時間が経てば、とても渡邊さんぽい写真だな、と思ったし(写っている女性の鋭い感じとか)。でも一度作品の前から離れてまた前に立つとその懐かしさがやってくる、この現象はなんだろうと自分でもよくわからなかった。

村田タマさん
タマさんの写すモイラさんはいつもとてもタマさんぽい。らしい、の“ぽい”ではなく(もちろん作品はタマさんらしいのだけど)、モイラさんがタマさんに見えるという意味。他の作家さんと明らかに違うし、タマさんに生でお会いしたことがあるせいか、被写体が撮影者に似る(?)ということを思い知る。タマさんの作品は飴玉とか金平糖のカラフルな詰め合わせみたいな雰囲気で(ご自身を撮られている作品に対しての印象)ポップでかわいい、そしてその世界観の中に別の女の子(モイラさん)が居ることで、タマさんの作る場所にその女の子が転送されたように思う。迷い込んだ、みたいな。

上野航さん
壁からにゅっと出た脚が、モイラさんバージョンの球体関節ストッキングを履いていた。その展示方法がよかった。膝を少し曲げて足を上に向けていたのだけど、なまなましかった。ただ、なんとなく、生モイラさんにお会いしたことがあってその美しいあしを知っているので、マネキン?では物足りなさを感じた。モイラさんのあしの石膏とかが履いていたら、なお興奮したかも。

モイラさん(ご自身の作品)
いただいたDMの、色んな色のボールの中にモイラさんが寝てこちらを見てる写真だったのだけど、モイラさんはやっぱりご自身をプロデュース?するのが上手だなと思った。写真集ロムなどを購入して拝見しているけれども、コンセプトごとに自分の姿を操っているというか。見せ方、撮り方だけでなく、モデルとして発してる雰囲気も作品ごとに大きく変わるし、それがちゃんと写真に写っている。凄く尊敬するし私もそうなりたい。今回のモイラさんは、ミニチュアハウスで誰かが展示して観賞しているお人形のようだった。魂を持ったおもちゃみたい。

三嶋哲也さん
モイラさんの瞳の光がどきりとする絵の作品。見た瞬間、江戸川乱歩の押絵の話を思い出した。写真でなく絵画作品なせいか、私の中での生のモイラさんのイメージに一番近く感じた。(絵だから受け取り方に自由な幅があるのかな。というか、生のモイラさんを見てもお話しの中から出てきた人物のように思っていて、だから絵だと生モイラさんに近く感じたのかも。)思い出した押絵の話のようにモイラさんの部分が本当にそこにモイラさんがあるようで、絵なのだけど視線を合わせると心臓が鳴って、ちらっちらっと見た。落ち着かなくてじっくり観ることができなかった。(いいなーと思っていたから、誰に注意されるわけでもないし観ていいものなのだから、もっと凝視すればよかったと後悔してる。)

村田兼一さん、手彩色・やまさきゆみこさん
村田さんの作品は別のかたをモデルさんにしたものなど今まで拝見してきているので、その村田さん空間にしっくりきているモイラさんになんだかほっとした。知ってる場所だから見やすいし村田さんの作品空間が好きだからそこに合う(合ってしまう?合わせている?自然とそうなってる?)モイラさんになんだか嫉妬した。写真作品だけれどお絵かきのようなモイラさんを見て(彩色されていることだけが理由ではない)私の中でモイラさんは2.5次元な人なんだなと実感した。(他のかたの作品でもそれを思っていたりしたけれど、村田さんの作品でそう感じていることが現実味帯びたというか。他のモデルさんの村田さんの作品との比較もあるかも知れない。)



今回の展示を拝見して、同じモデルさんでもやはり作家さんごとに強く印象が変わるし(モデルさんがモイラさんだったせいもあるかも知れない)

それならその作家さんがどんなひとなのか直接会ってみたり話してみたりしたい、と思った。

(タマさんの作品に対してはやはりタマさんご本人に会った時の印象があったうえでの作品を見る目?だったので、作家さんを知ってるか否かは観賞にとても影響すると思う。とくに今回はモデルさんのモイラさんのことも生でお会いしたことがあったので。)


さえきさんから、今回の作品はモイラさんがモデル活動を限定復活させていた間の最近の期間に全て作られたものだということもうかがって、なおびっくりした。

写した時間も違うのではというくらい作家さんごとにモイラさんの印象が違う。。

凄く面白い企画だと思ったし、展示されていた作家さんどのかたも、今後も別の作品など観たい存在です。
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