「ヌード画報 七菜乃」刊行記念展

spin galleryで開催された、伴田良輔さんによる七菜乃さんの写真展示を見に行きました。

(私はこのギャラリーが好き、左の舞台でいつかお芝居したいと思ってる。)


この展示の前に村田兼一さんの写真を見ていたので、お二人共どちらの作品も大好きなのですが、違いというか、同じ写真なのに(この同じ写真という言葉は写真という撮って現像するものという意味です。形や内容が同じという意味ではない。)その作者の世界観とかがその写真になってる、形になってる凄さみたいなのを思いました。



好きだと思った作品とそれについての感想、当日メモを元に。

全体に、恋人に撮られた写真のようで、ふっくらした(雰囲気とかも)七菜乃さんがかわいらしいと思った。

色のぺしゃりとついた写真もいいが(鋭い?)、紺のスカートでクッションかかえた写真が好き。
入社したての女の子みたい。

金属が編まれたようなものを持って覗くようにしてる写真もいいなと思った。

悪い意味ではなく、モデルの七菜乃さんというより、七菜乃さんという女の子が写っている写真、というふうにとらえた。

撮影する伴田さんの目の中にいるみたいだ。




この展示の時にドローイングの展示をすることを知ったので

ドローイング展示が楽しみ

とメモにある。。



またいつか伴田さんの写真にいれてもらえる日がきたらいいな。
そうなれるように努力しよう。
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村田兼一展 Lilith in the Mirror



神保町画廊さんで開催中の村田兼一さんの展示を見に行きました。

出版記念展示ということもあり、週末ということもあり

私が入場した時には私以外に一人しか居なかったのに、あっという間にお客様だらけ。

女性も多く。

男女問わず魅了される写真だからなあ、と思いました。

今回、展示されていた写真のモデルは全て七菜乃さんで

たっぷり五冊あったファイルは着色のものとかほかのモデルさんのものとか

村田さんの作品をたくさんのみこむことができる展示でした。



展示作品とファイルの作品で七菜乃さんがモデルのものから好きだと思ったものについて。



出入り口すぐのお風呂場から出たような写真
日常的な瞬間のような一枚(実際そうなる日常なんてないと思うけど)。村田さんの写真にうつる七菜乃さんはいつも美しくつくりもののようで、本当に生身の存在する人間と思えないくらいなのだけど、この写真は凄く実在する人のようで。だからこれまで、写真でなく生で七菜乃さんを見ても、画面とか写真を通してるような同じ世界にいない心地がしていたのだけど、なまなましくて、それ以降に見る他の写真への見方もいつもと違うようになっていたかも知れない。そんな初めてと、きっかけの写真。

ピアノの上に乗る写真
おさなくてかわいい。展示されてるものとファイルの写真が少し違う色味に見えて、何度か見比べた。違わないのかも知れないけど、壁にあったほうが好き。七菜乃さんはいつも女性という感じが強いと感じるけど、これは女の子と思った。今回のなかで一番好き。そして村田さんと少しお話しし、展示されてるなかで七菜乃さんが一番痩せてた時の写真ときいたのだけど、あまりそう見えなかった。幼い子って大人と体の形が違うじゃない。痩せててもぱんぱんツヤツヤで、ふっくら。幼く見えたせいで、そういうふうに受け取ったのかも。

奥の木の写真
髪や長い手足が根のよう。けれど、普通は養分を得てのびる木が、七菜乃さんの元で吸われているみたい。もしくは、美少女を最後の砦に生き抜こうと寄生した木、みたいな。地面、七菜乃さん、木、が一体なのにバラバラとそれぞれ違う思惑をしてそうだと思った。

ファイルにあった茶色の服で下腹をめくってみせてる写真
陰影のせいで、めくられてはだけたお腹が妊婦のようだった。七菜乃さんの写真は全般に骨や筋肉の腱が目につくことが多くて、肉をあまり認識しないのだけど、(これが七菜乃さんに生身の存在じゃないような気がしている理由。多分)丸みがあるように見えるお腹が、これまでの七菜乃さんに感じてきたこととは違うものを感じた。これが一番新しい写真ときいて、今の七菜乃さんに会ってみたいと思った。撮影した村田さんの具合がかわったのか、七菜乃さんがかわったのか。どちらもなのか、どちらでもなく私の認識違いか。衣装のせいもあり、母性というかそういうものを感じたのかな。

どの作品か失念だけれど…

腸骨のでかたが、こんぺいとうを腰の中に持つみたいで、綺麗だった。星でもいい。なにかそういう、メルヘンなもので七菜乃さんの骨が形成されているようだった。



ファイルも全て拝見できたし、

めばちこは見た目つらそうだったけれども村田さんはお元気だったし(サングラス姿も見られたのだ)

見に行けてよかったです。

徳重秀樹 個展 - 脳 花 / BRAIN FLOWER -


Lower Akihabaraさんで行われた徳重さんの個展を見ました。

以前拝見したのは骨花という、動物の骨でできたお花とその写真の作品で

今回はタイトルの通り脳でできたお花の作品です。


ギャラリーの中には大きな四角い箱があり、作品はその中に展示されていました。

箱の中にはバターのような質感の薔薇。

美しくおいしそうでした。

触れば今にも溶けてしまいそう。

脳…でできてるんだよな、と思い出した時に

おいしそうって…と自分の感想にひきました。


今回は徳重さんご本人は地下のお部屋でパフォーマンスをしていて睡眠状態だったのでお話しはうかがえませんでしたが

ギャラリーのスタッフさんから教えていただいて

薔薇の素材は羊の脳だと知りました。

イスラムの食材なのだそうです。

…食材ということは、おいしそうと思っちゃったのは間違いじゃないのね?


四角い箱は形状維持のために温度管理するもの。

なぜか脳死を思った。



骨花は生死や人間の生命に対する考えについて思わされる作品でしたが

脳花は独立したもの、個を考えさせられる作品でした。

本当に脳がその人、その個を作ってるのだろうか。



作品としてあまりに美しくて、そして骨花と違い脳が素材だと一目でわからないので

どちらともとは生命体の一部だったのに

人に受け取らせるものの違いが不思議でした。



徳重さんは次になにをつくるのだろう。