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「蓮花のころ ベトナムスクールガール」


KIMG0803.jpg


リコーイメージングスクエア新宿で開催されていた、小林幹幸さんの写真展を見に行きました。

写真展では小林さんだけでなく、被写体となっていたベトナムの高校生の作品も展示されていました。

(小林さんのことはツイッターで気になる発言をたびたびされているのを見てフォローしていて知っているという感じだったので、作品を拝見するのは初めて)


わーいいなーって思った作品を当日のメモを見ながら記憶。

蓮畑が背景の写真
佇むやつと腰掛けるやつ、どちらもいいなと思った。
この世のものではないように見える。
神聖すぎる、清らかで、心落ち着く、踏み入れられない、綺麗な場所と少女。
汚せない、穢れないもの。
そんな印象を持った。
蓮はお釈迦様の花だからそのせいもあるかな。

奥壁にあった石?の建物の階段みたいなところ、少女たちが向こうにむかってるような写真
懐かしさを感じた。
写真の中の光が福江を思い出させる。
少女の花園…ならぬ、秘密の楽園のような。
話し声が聞こえてきそう。

高校生の写真、全体的にどれもすてき
羨ましい、私にはもう戻らない時間だなって嫉妬する。
作者と被写体がまぜられてて、友達同士で撮っていて仲良しで、私にはなかった時間(高校時代に持てなかった時間)だから、私もこうやって過ごせていたら楽しい思い出になっていたかな、という妄想をした。





私、蓮の花が好きなのですが、好きなんだけど苦手で、それは神々しさゆえの畏怖からくるものなのです。

上野の不忍池なんか、本当にこわいの。

気味悪く感じてしまうの。心細くなるの。

でも、少女たちと写る蓮畑を見て、それって自分が清純なものではなくて、そこにいるだけで掻き消えそうに思うからなのだろうなって思いました。

私も純心な人間だったら、蓮の近くにいても怖さを感じないのかな、なんて。



あー今回の展示だって「アオザイいいなーうひょひょー」なんて見に行きましたから、邪から脱することは一生できませんねえ。



小林さんの作品、また見たいです。
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left behind -残されたもの- 小林修士写真展


神保町画廊さんで開催中の小林修士さんの展示を見に行きました。

KIMG0771.jpg


この展示には仮定のストーリーがありました。

男は、奥さんがいない間に、肉体関係のある女性を自宅に連れ込んでいる。
その秘密の関係の証として写真を撮っている。(女性同意のもと、二人とも楽しんで)

…それを男の死後、奥さんがみつける。嫉妬心や怒りに燃えながらも、愛した夫の作品として発表した。



というもの。

DMを頂戴して、その写真からはそんな設定はわからず、「あたたかな日なたの写真だなあ」なんて考えていました。



いつものごとくメモを中心に。

メモ

いいな、と思ったのは

台所の流しにかける写真
台所の流し?台?に座る図がすごく好き。もともとえろさを感じる場所なのだよなー水場って。

敷居に座る写真
境目にいる感じがいい。ストーリーきいていないと、本当に二人のひとときを撮りました、この人のこと好きなんです、という写真なのだけど。

奥右一番目布団の写真
背景の雑さ(布団にシーツもされてない。敷かれているだけ)に被写体の美しさが際立っていて。脚にかかっている手がいい。こういうのにエロスを覚えるなあ。

左から二番目背をそらして窓に腕つく外での写真
冊子にこれと同じで違うポーズのがあり、それもいいなと思った。壁に溶け込みそうな色、肉体、なのに視線だけは強くあって。


貰っていたdmの印象と違った
貰っていたのはぽかぽかの日当のイメージ
展示されてる写真は白や水色の膜がしてあるような感じ
ちょっと寒々しい

はじめにも書いたけど、メモに残していた分

水中花の意味をきく
同棲時代という映画、愛の水中花、松坂慶子さんの歌から昭和の時代のイメージ
象徴として、オマージュとして
撮ってる男性の好きなものを好きな人と合わせて撮ってるという

ストーリーは妻の留守に愛人を引き入れてる、だったが
おうちに奥さんのにおいがしなくて、どちらかというと単身赴任ないし親が死んだ後の家を一人で相続に帰ってきた男、の家に女の人が来ているというふうに見えた
単身男と妻帯者の家って全く違うからそう思ったのかな
生活感だけでなく、別の女の人のテリトリーに他の女の人がいると違和感あるけど、撮り手男性の場所という感じがしたんだよね
でも寒々しさから、単身男より妻帯者だけど奥さんと生活してない人が撮った写真というほうがしっくりくる
甘いものめっちゃ食べたくて食べるけど、体が求めてるのは炭水化物やでんぷんだから、いつまでも満足できない
男はそんな感じがする
楽しめてるし、甘美な時間だけど、本当は奥さんでないと埋められない場所を持っている



以上がメモそのまま。


恥ずかしながらオマージュ、イメージされたという作品について知らず、帰宅後調べました。

松坂さんは作り物なんじゃないかというくらいきれいな人で、「たぶん愛、きっと愛」と歌われていて、聴きながら小林さんの作品を思い浮かべました。

なんだろう、しっくりくる。

色がおんなじなの。雰囲気かな。

同棲時代は内容は見れずwikiをとりあえず検索して、映画の曲が都倉さんが作ったものと知る。

原作は漫画らしいのだけど、映画を見てみたいな。



一日置いてこれを書いていて改めて思い返すと、

私はどうやらストーリー上の“妻”に感情移入していたらしく、夫の撮った写真の粗探しをしていたみたいで(苦笑

それがメモ後半のだらだらとした感想になってるのかな。と。

自分が他の女とよろしくやってても、奥さんには愛していて欲しいし、もし死後にみつけたなら愛していた俺のものなのだから受け入れて発表してくれてもいい、とかなんとか、私は自分が安易な人間なので男性になりきっても安易でそういう想像しかできないのですが
ずいぶんと甘ったれた男で、身勝手で、この写真を撮った男は好きじゃないですね。(小林さんのことを言っているわけではない。

んー、ムキになってしまうレベルにどうもこの作品を発表したという妻の立場になって見てしまって、「ありえない!墓をひっくり返して遺骨がなくなるまで高温で燃やせ!」とか思った。

妻の嫉妬心や怒りがうつったように。(たぶんそれで、写真集に手が出なかったんだ。ちょっと腹立ってて

それだけ移入してしまうほど、小林さんはストーリーの写真をそのとおりに作られていて、すごいなって思いました。


日本家屋にある仄暗さと、死んだ夫と肉体関係にあった女の写真、闇やいけないものはいつも卑猥さをはらんでいる

そう感じた展示でした。

小林さんの作品はまた見たいです。

Red 一鬼のこ 初の「Red」シリーズ作品集 発売記念展示

新宿の新宿高校のそばにある、ギャラリー新宿座さんへ行きました。

一鬼のこさんの作品展を見るためです。

KIMG0770.jpg


神保町画廊さんで行なわれた展示は、惜しくもタイミングが合わなかったため拝見できませんでした。

なので今回の展示は告知を見たときからわくわくしていました。
(今回もいけるか不安だったのですが、無理くりしてなんとかなりましたね。だって見たい欲が強すぎた)



告知画像などを拝見しているだけで、この作品を見ることは今の私に重要なことだろうと思っていたのです。(理由は感想ではないので後述


支離滅裂に感想。

順路に入るまえにある、鬼のこさんの紹介と文。

まずそれがとてもよかったです。

文を読んでいて、心が温かくなった。なってしまいました。

文章から温度を感じる時って往々にして「冷ややか」であることが多いのだけど

この文章は温もってしまいました。(これだけで、やっぱりこれを見に来れてよかった。足を運んでよかったって思いました。)

作品への感想のあとにも書くけれど、鬼のこさんのあたたかな人というのがにじみ出ていたように思います。

(作品の紹介文もすべてご本人が手がけたのかな…それぞれとてもよかったです。(よい以外の語彙が欲しい

(最近はちゃんとすぐブログに書くように、見ながら、もしくは見た帰りにメモをしているので、作品への感想はそれを使いながら書きます。感想を上げたものはどれも好きな作品。アルファベットのスペルが間違っていたらごめんなさい。)


nativity
三つ合わせての作品。右から玉が卵子(排卵)、こんぺいとうのようなとげとげが受精、縄がハートみたいになってるのが着床、に見えた。一番左が初期の胎盤みたいな、結びつき辿りついたものを連想する。

umbilical cord 1 2
キャプションにあるへその緒という言葉に、やはり、と思う。(告知画像で気になってた)、モデルさんが胎児のよう。少し苦しげに見える。胎児って誕生のとき(産道を通るとき)とても苦しいときくのね。それから、母体内にいるときも、母体がストレスを感じれば苦しくなったり、辛いものを食べれば辛さを感じたりするらしい。母体の感受したものを共有し、その苦しみの瞬間のように見えた。

nine sisters 03
あれだ、人の顔が人でできてる絵みたい。歌川国芳さんだったかな。あれみたい。

ring
はじめ何かわからなかった、恥部だった。銀色の丸はピアスかな。まったくシモネタではなく、出産場所として命と関わったり、性交場所として人と関わったり、ここはたしかによく人と繋がる場だ。

anticipation 03
妊婦さんのモデルさんの緊縛作品。の、ほどけていってるような図。(03以前は縛られている)母親も妊娠を機にさまざまなものからとかれていくような絵だ。今までのいざこざもそうだし、それから、出産してしまって妊娠からの解放を得て、新しい私として(レベルアップした私として)生きていける。とかなんとか、とにかく優しくて爽快で心地よさを感じた。

ZERO Gravity 01
縄をといた瞬間を撮ったのか、不思議な写真。繋がりとそれがとけているのとが一枚の中にあって、結びつきと自由みたいなものを感じる。
02
モデルさんが凄い。吊ってるように見えない。体への縄のくいこみとかだけでなく、モデルさんのポージング?がすごい

Phoenix 01
七菜乃さんかな?見えない。違うかな?と思った。髪上げてると違う印象を持つんだな。
03案内写真にあったやつだ、と反応。不死鳥だったんだ、わからなかった…と思った。

venus flytrap
これまでの繋がりと違い、取り込んで、いただく、命を貰うという感じ。食べる行為だって世界と繋がってるんだなあ。



お久しぶりにお顔を見られて、お元気そうで、勝手にほっとした気持ちを持った。

変わらずやさしく、一緒に写真を撮っていただきました。
KIMG0766.jpg

肩を組んで貰って興奮死した私。
KIMG0767.jpg

写真集、来る前から買うつもりだったけど、胸が熱くなった。ここに展示されている写真を、また自分ひとりのときにも見られるんだって。
KIMG0769.jpg
展示の写真よりも、縄の赤みがちょっときつい。黒っぽいというか。展示のものはもっと明るく赤だったように見えた(ライトのせいかな

と、特典?のキーホルダー。

「あげまきと言うよ」と教えて貰いました。

縁起がよいそうで、鬼のこさんが「運のお裾分け」と仰って、私は嬉しくなりました。

(創作力、活動力に溢れる人特有の、気がなみなみと溢れているのは鬼のこさんからもずっと感じていて(オカルトって言わないでね、主観です)、だから鬼のこさんの近くに行くのが好きなのだけど(こういう方はこんなに他者に気をあげていてご自身が力尽きないのかと思うのだけど、そういう星のもとに生まれているのか、湧き出ているんですよね。気が。)この縄キーホルダーにそれを分けて貰った気がしました。運がよくなりそうだし、私の気も満ちそう。)

あげまき、については帰宅後に調べて、「総角」と書くことを知りました。お祭りや神社なんかにある結わわれているものが、この結び方をされているそう。

ちなみにこのキーホルダー、制作されているのを私の含めて三人分見ましたが、どれも完成形が違うものに見えるの。

私のは人に見えた。ほかのかたのは、トンボと、蝶。ふしぎー。



ここからはちょっと作品の感想ではないけれど。

鬼のこさんの縄は何度か拝見しているのだけど、今まで、よい意味で「無機質のようだな」と思っていたのです。

均等なテンションのかかり具合、配置のバランス、見え方、見せ方。

計算されているような、イチミリも間違いのないもの、に見えていたのです。

それって、平坦で冷静な心と、なんというのかな、プレイとしての縄ではないのかな、というイメージを持っていて。

もちろん人を縛っているし、その人の体を考慮しているけど、ここまでキレイだとそこにはシステマチックさを感じてしまって

ゆえの美しさとか。…うまくいえないけどそういう印象を持ってきていました。

でも、今回の展示作品、紹介文などを見てそれが全く変わって。

相手のことを常に思いやってる。だからこそ導き出される答え(縄、縛り方、かけかた、タイミングなど)、そのため無駄もなくてぴったりで(モデルさんにも、完成した作品としても)、美しい。

…のだなって、イメージが変わりました。

(むしろ不思議に思ったよね。鬼のこさんを寛大で面白くて優しい人柄の人で好きだなって思ってきたのに(鬼のこさん本人)、どうしてそんな人の縛りを無機質のようだなと捉えてきたのかなって。作品と作家は同じものではないけど(作品がいいからって人格者ではない、みたいな台詞をきいたので)、作っている人に違いないのに。)

このイメージが変わったことにも心がぽかぽかした。(無機質のようだという感想に自分で納得いってなかったんだろうね。どうしてそう思ったのか疑問があったんだろう



この展示を見に行くことが重要だと思った理由は、私自身の親との諍い(諍いではないな、言い合いすらしていない。私は望まれなかったのに生まれてきた。だから愛されなかったという事実への、哀しさというかやるせなさというか)、今は没交渉であることなど

とにかく今がんじがらめで。つながりと言えばありがたい嬉しいものなのかも知れないけれど、親とのつながりは必ず負がセットになっていて。

体調不良も相まって苦しくて苦しくて。

告知を見て、鬼のこさんの作品が、自分の心境に安らぎをもたらしてくれそうって思ったからなのです。

それとともに解決の案が浮かびそう、とか、自分を宥める術を発見できそう、とか

今の私にいい影響を与えてくれそうな気がして。

それで見に行きました。

結果、本当に見に行ってよかったです。


見られたことで、心がとても穏やかになって

いいもわるいも、つながり、結びつきを大切にできそうだし(蔑ろにしない、という意味。距離を置くことは蔑ろにしているのと違う)

これから自分が挫けたときも、すくいあげてくれる(気持ちの切り替えを手伝ったりしてくれる)作品に出会えたと思いました。



…言いたいこと、文にできてない気がするけど。

よかったって思いが大きすぎて(苦笑


ああーシンプルに、シンプルに。

本当に見られてよかったし、こんな作品を見せていただいて、展示を開催してくださって、ありがとうございます。という気持ちです。

有末剛・巡 二人展 インモラルフレイム


カフェ百日紅さんで開催中の有末剛さん、巡さんの展示を見に行きました。

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百日紅さんに訪れるのは実は初めて。
(カフェの中、かえるさんがいっぱいいてしあわせ空間だったよ。あああ

いつも気になる展示をされているのだけれど、なかなか足を運べていなくて。


有末さんが縛り、撮影され、巡さんがモデルをしている写真作品と、巡さんのアクセサリーなどの作品が置かれていました。


額縁を通してそのむこうに巡さんが写る写真たちが好きだなと思いました。

どちらも撮っているのは有末さんなのだろうけど、額縁があるものは有末さんのまなざしに見え、そうでないものは巡さんの記憶を覗いているように見えたのです。

今の私の気分には、撮ってる(縛ってる)人の視点側に立ちたいというものがあったらしく、それで好きだなと思ったようです。

そうでないものは、人の秘密というか心の内を見てしまった、と隠れたくなってしまいました。



この展示のためのハーブティもいただきました。

KIMG0757.jpg

お店のかたに「まだなんとかあります」と言われて、飲んでみたいなと思ってたので、ほ。

萌想香という名前。この時期、春のはじまりにいただくお茶の名前として素敵だなと思いました。

KIMG0760.jpg


飲みながらいろいろ思ったことをメモしたので、それをそのまま。

持ってきていただいて、蓋を開けると、ペッパーの香りがたちこめる。

店員さん「冷えたほうが色々な味がします。温かいうちはさわやか(すっきりと言ったかも?)です」

飲んでみるとまさにそのとおり。

飲み口涼やかで、でも感じるピリリとした味。(ペッパーの風味)

口に含めて少しすると、甘い香りを残しながら、でも甘い味はせずに、ピリリとしながら喉へいく。

味わっていて、恋はこんな感じかも知れないなーと。

ピリリとしたのは記憶にずっとある。

ピリリの記憶は、最初から最期(生きてるうちの時間の最後という意味)まである、いつづける。

ほかのものが曖昧になってしまっても、消えない。

気持ち良いはじまりと、終わっても(終われば)残ってしまう刺激。

緑茶がベースかな、口の中がしぼむような渋みも残る。

出していただいたあんこ入ったカントリーマアム、付け合せに合うなあ。

付け合せ食べてからだとまろやかに感じる。

あー恋も、他の味を味わったあとだと、以前を思い出しても丸みを帯びた記憶になってる。

新しい恋(カントリーマアム)が過ぎた恋(お茶)を、美味しいものだったと、ピリリや渋さだけを抜いてくれる。

残ったのは、はなやかであまやかな香りと、舌が感じたものだけ。




その場ですぐメモしたものって、頭の動きに合わせて書いてるから、何が何だかなところがある。

でも、その時の実感がわきやすいんだよなー。



巡さんの作品を見ながら、私は普段、金色と銀色があれば断然銀色を選ぶのに、巡さんのものは金色が目に付くことに気づいた。

なぜだろう。

巡さんの出している作品への愛情と、私が受け取りたいものが、金色をしてるのかなあ。



他イベントでごあいさつさせていただく巡さんが緊縛されているお姿なのはたぶん初めての拝見で、それも不思議な感じがした。

なんだろう。売り子さんのときの巡さんよりも、あ、これが巡さんなんだって思う写真だったからかなあ。

人のいろんな面をみられるのっていい。


いただいたハーブティのおかげで浮かんだ光景というかシーンを、文章にしたいな。




ついき11

アクセサリーを置かれている棚のところにあった、赤い幕のされている作品

あれ、すごくどきどきしちゃったんだよね。ぱっとめくった幕を戻したのでした。
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