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村田兼一展 Lilith in the Mirror



神保町画廊さんで開催中の村田兼一さんの展示を見に行きました。

出版記念展示ということもあり、週末ということもあり

私が入場した時には私以外に一人しか居なかったのに、あっという間にお客様だらけ。

女性も多く。

男女問わず魅了される写真だからなあ、と思いました。

今回、展示されていた写真のモデルは全て七菜乃さんで

たっぷり五冊あったファイルは着色のものとかほかのモデルさんのものとか

村田さんの作品をたくさんのみこむことができる展示でした。



展示作品とファイルの作品で七菜乃さんがモデルのものから好きだと思ったものについて。



出入り口すぐのお風呂場から出たような写真
日常的な瞬間のような一枚(実際そうなる日常なんてないと思うけど)。村田さんの写真にうつる七菜乃さんはいつも美しくつくりもののようで、本当に生身の存在する人間と思えないくらいなのだけど、この写真は凄く実在する人のようで。だからこれまで、写真でなく生で七菜乃さんを見ても、画面とか写真を通してるような同じ世界にいない心地がしていたのだけど、なまなましくて、それ以降に見る他の写真への見方もいつもと違うようになっていたかも知れない。そんな初めてと、きっかけの写真。

ピアノの上に乗る写真
おさなくてかわいい。展示されてるものとファイルの写真が少し違う色味に見えて、何度か見比べた。違わないのかも知れないけど、壁にあったほうが好き。七菜乃さんはいつも女性という感じが強いと感じるけど、これは女の子と思った。今回のなかで一番好き。そして村田さんと少しお話しし、展示されてるなかで七菜乃さんが一番痩せてた時の写真ときいたのだけど、あまりそう見えなかった。幼い子って大人と体の形が違うじゃない。痩せててもぱんぱんツヤツヤで、ふっくら。幼く見えたせいで、そういうふうに受け取ったのかも。

奥の木の写真
髪や長い手足が根のよう。けれど、普通は養分を得てのびる木が、七菜乃さんの元で吸われているみたい。もしくは、美少女を最後の砦に生き抜こうと寄生した木、みたいな。地面、七菜乃さん、木、が一体なのにバラバラとそれぞれ違う思惑をしてそうだと思った。

ファイルにあった茶色の服で下腹をめくってみせてる写真
陰影のせいで、めくられてはだけたお腹が妊婦のようだった。七菜乃さんの写真は全般に骨や筋肉の腱が目につくことが多くて、肉をあまり認識しないのだけど、(これが七菜乃さんに生身の存在じゃないような気がしている理由。多分)丸みがあるように見えるお腹が、これまでの七菜乃さんに感じてきたこととは違うものを感じた。これが一番新しい写真ときいて、今の七菜乃さんに会ってみたいと思った。撮影した村田さんの具合がかわったのか、七菜乃さんがかわったのか。どちらもなのか、どちらでもなく私の認識違いか。衣装のせいもあり、母性というかそういうものを感じたのかな。

どの作品か失念だけれど…

腸骨のでかたが、こんぺいとうを腰の中に持つみたいで、綺麗だった。星でもいい。なにかそういう、メルヘンなもので七菜乃さんの骨が形成されているようだった。



ファイルも全て拝見できたし、

めばちこは見た目つらそうだったけれども村田さんはお元気だったし(サングラス姿も見られたのだ)

見に行けてよかったです。
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