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left behind -残されたもの- 小林修士写真展


神保町画廊さんで開催中の小林修士さんの展示を見に行きました。

KIMG0771.jpg


この展示には仮定のストーリーがありました。

男は、奥さんがいない間に、肉体関係のある女性を自宅に連れ込んでいる。
その秘密の関係の証として写真を撮っている。(女性同意のもと、二人とも楽しんで)

…それを男の死後、奥さんがみつける。嫉妬心や怒りに燃えながらも、愛した夫の作品として発表した。



というもの。

DMを頂戴して、その写真からはそんな設定はわからず、「あたたかな日なたの写真だなあ」なんて考えていました。



いつものごとくメモを中心に。

メモ

いいな、と思ったのは

台所の流しにかける写真
台所の流し?台?に座る図がすごく好き。もともとえろさを感じる場所なのだよなー水場って。

敷居に座る写真
境目にいる感じがいい。ストーリーきいていないと、本当に二人のひとときを撮りました、この人のこと好きなんです、という写真なのだけど。

奥右一番目布団の写真
背景の雑さ(布団にシーツもされてない。敷かれているだけ)に被写体の美しさが際立っていて。脚にかかっている手がいい。こういうのにエロスを覚えるなあ。

左から二番目背をそらして窓に腕つく外での写真
冊子にこれと同じで違うポーズのがあり、それもいいなと思った。壁に溶け込みそうな色、肉体、なのに視線だけは強くあって。


貰っていたdmの印象と違った
貰っていたのはぽかぽかの日当のイメージ
展示されてる写真は白や水色の膜がしてあるような感じ
ちょっと寒々しい

はじめにも書いたけど、メモに残していた分

水中花の意味をきく
同棲時代という映画、愛の水中花、松坂慶子さんの歌から昭和の時代のイメージ
象徴として、オマージュとして
撮ってる男性の好きなものを好きな人と合わせて撮ってるという

ストーリーは妻の留守に愛人を引き入れてる、だったが
おうちに奥さんのにおいがしなくて、どちらかというと単身赴任ないし親が死んだ後の家を一人で相続に帰ってきた男、の家に女の人が来ているというふうに見えた
単身男と妻帯者の家って全く違うからそう思ったのかな
生活感だけでなく、別の女の人のテリトリーに他の女の人がいると違和感あるけど、撮り手男性の場所という感じがしたんだよね
でも寒々しさから、単身男より妻帯者だけど奥さんと生活してない人が撮った写真というほうがしっくりくる
甘いものめっちゃ食べたくて食べるけど、体が求めてるのは炭水化物やでんぷんだから、いつまでも満足できない
男はそんな感じがする
楽しめてるし、甘美な時間だけど、本当は奥さんでないと埋められない場所を持っている



以上がメモそのまま。


恥ずかしながらオマージュ、イメージされたという作品について知らず、帰宅後調べました。

松坂さんは作り物なんじゃないかというくらいきれいな人で、「たぶん愛、きっと愛」と歌われていて、聴きながら小林さんの作品を思い浮かべました。

なんだろう、しっくりくる。

色がおんなじなの。雰囲気かな。

同棲時代は内容は見れずwikiをとりあえず検索して、映画の曲が都倉さんが作ったものと知る。

原作は漫画らしいのだけど、映画を見てみたいな。



一日置いてこれを書いていて改めて思い返すと、

私はどうやらストーリー上の“妻”に感情移入していたらしく、夫の撮った写真の粗探しをしていたみたいで(苦笑

それがメモ後半のだらだらとした感想になってるのかな。と。

自分が他の女とよろしくやってても、奥さんには愛していて欲しいし、もし死後にみつけたなら愛していた俺のものなのだから受け入れて発表してくれてもいい、とかなんとか、私は自分が安易な人間なので男性になりきっても安易でそういう想像しかできないのですが
ずいぶんと甘ったれた男で、身勝手で、この写真を撮った男は好きじゃないですね。(小林さんのことを言っているわけではない。

んー、ムキになってしまうレベルにどうもこの作品を発表したという妻の立場になって見てしまって、「ありえない!墓をひっくり返して遺骨がなくなるまで高温で燃やせ!」とか思った。

妻の嫉妬心や怒りがうつったように。(たぶんそれで、写真集に手が出なかったんだ。ちょっと腹立ってて

それだけ移入してしまうほど、小林さんはストーリーの写真をそのとおりに作られていて、すごいなって思いました。


日本家屋にある仄暗さと、死んだ夫と肉体関係にあった女の写真、闇やいけないものはいつも卑猥さをはらんでいる

そう感じた展示でした。

小林さんの作品はまた見たいです。
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